忍者ブログ

2,500年前、お釈迦様が悟られたのは、あらゆるものは仏の智慧を具え光り輝いている、ということでありました。そして、そのことに気付いて生きていけばよいのだよ、と。

人にやさしく自分にもやさしく

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

忘己利他

多忙モードも小康を得まして、何日かぶりの更新です(^^;

竜王戦第3局(第19期竜王戦中継サイトをご参考)は、私が応援する渡辺竜王がようやく1勝を挙げました。ここからさらに盛り返してもらいたいです。

さて、「忙」という字も「忘」という字も、「心」を「亡くす」という字で組み立てられているように、あまりよくない意味で自分自身を見失っているという意味が込められているように思います。

そういう意味では、「忙しい」という言葉はできるだけ使わないように意識しているつもりですが、ついつい口に出てしまいます。

ところで、伝教大師「最澄」の言葉に「忘己利他(もうこりた、もしくは、ぼうきりた)」というのがあります。「己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり」というのが元の言葉ですが、つまり、仏のような慈悲の行いというものは、自分の損得勘定は一切含まれないということを言い換えたものです。

例えば、子を持つ親ならほとんどの人は経験があることだと思いますが、生まれて間もない我が子がおなかを空かせて泣いていたら、母親は無条件に授乳する、ようやくつかまり立ちができるようになった程度の子が、もし転んだりしたら、無条件に手を差し伸べる、というときに、「自分の労力が損なわれるが仕方がなかろう」などと思って授乳したり手を差し伸べたりする人は一人もいないと思います。

この、我が子に対するような心境が、あらゆる人に対して全く同様の心境で行動されたのがお釈迦さまであり、それが仏心なのだというわけです。

妙法蓮華経というお経の譬諭品という章に、「今この三界(宇宙全体)は皆これ我が有(所有するところ)なり。その中の衆生は、ことごとくこれ我が子なり」という一節があります。

この一文を読むだけでも、仏さまの心というのは、広大無辺な慈悲の心で100%埋められているということが理解できます。仏さまの心を、ほんの少しでもマネができたとしたら、たいへん尊いことではないでしょうか。

↓クリック宜しくお願いしますm(_ _)m


↓BEACHのメインページです

拍手[2回]

PR

難しい詰め将棋

やっくんのほーむぺーじという、エラいむずかしい詰め将棋を掲載しているサイトを紹介させて頂きます。

小生、将棋ウェブリングに参加しておりまして、そこに登録されていたサイトです。

とにかく、ここのメインページからリンクされている詰め将棋をいっぺん解いてみてください!たかが3手詰めと思って挑んだのですが、全くあなどれません;;

それにしても、またまた将棋の奥深さを思い知らされたカンジです。

↓クリック宜しくお願いしますm(_ _)m


↓BEACHのメインページです

拍手[0回]

電池の日

今日、11月11日は「電池の日」だそうでして。
なぜそう定められたのかというと、11を漢字で書くと十一で、これを+(プラス)、-(マイナス)に見立てたのだそうです。

それと、12月12日は「バッテリーの日」だそうです。
こちらは、1と2が、野球のポジションでいう1番と2番、つまりバッテリーなわけで、これにこじつけたんだそうです。

でもって、この11月11日から12月12日までの約1ヶ月間を「電池月間」と定めたのだそうです。

誰がいつ定めたのかというと、社団法人電池工業会というところで、1987年に制定したのだそうです。

へぇ~~~ですよねぇ。

HPをあちこち見てたら上記の豆知識を得たのですが、さて、少々話が飛躍しますが、人間の身体も電池みたいなものだなぁとふと思いました。

それも充電可能な電池ね。働いたり遊んだりして電気が減ってきたら、気分転換したり寝たりして充電する必要があるわけです。で、何百回、何千回と放電充電を繰り返すといずれ使えなくなる(肉体が死ぬ)、みたいな。

でも、電気そのものは決して無くなるものではない。この電気にあてはまるのがいわゆる魂なのではないかなと。

少々強引もしくはこじつけっぽいかもしれませんが、お釈迦さまがおっしゃるように(魂も含めた)仏の命は永遠になくなるものではないということの一つの例えになると思います。

ま、何度も言いますように、このことの証明はできませんが、信じる分には個人の勝手なわけでして、信じて生きるほうが安心できるのではないでしょうか。

↓クリック宜しくお願いしますm(_ _)m


↓BEACHのメインページです

拍手[0回]

自分を知るとは

ここ最近の記事を振り返ってみたら、格言のような記事ばかり投稿しておりました。ま、たまたまです。今回もこの流れで・・・(^^;

徳川家康が晩年の頃、家臣の一人が家康に教えを請うた。
「人生において大切なこととは何でしょうか?」
家康は、
「五文字と七文字のものがあるが、どちらがよいか。」
と言った。家臣は、
「できれば、両方をお教え願います。」
と言った。家康はこう答えた。
「ならば申す。五文字のほうは[上を見るな]、七文字のほうは[身のほどを知れ]である。」

上を見るなということは、下も見るなということであり、つまり、自分を見つめなさいということと受け留めることができます。そして、身のほどを知れとは、そのまんま、自分を知りなさい、ということのみならず、自分の程度を知れということなので、周りのこともよく知りなさい、という意味が含まれているように思われます。

ある種ぶっきらぼうな感じも受けますが、きわめて短い言葉で真理を言い表した、素晴らしい格言だなと思います。

自分を知りなさいとはよく言われることですが、何故自分を知らなければならないのでしょうか?これは、仏教の原始経典である「涅槃経」というお経で説かれている、いわばお釈迦さまの遺言が本になっているのではと想像します。

その経典に書かれているのは、「自灯明、法灯明」ということでありますが、自灯明とは、自分こそが自分の人生の主人公であるから、自分の進むべき道は、自分で判断すべきである。他人にゆだね、他人のせいにしてはならない、ということであります。

そして、法灯明とは、自分が判断するときのその基準は、法(真理)に照らし、法にのっとって行なわなければならない。あやふやなもの、よこしまなものを基準にしてはならない、ということであります。これはつまり、何が真理で、何が間違ったものなのかを見極めなさい、という意味も込められていると解釈できます。

自分を知ると同時に周りも知るということは、自分が成長するということでありましょうが、それにはやはり、いろんな出来事に真正面から取り組むことが必要と思います。さらに、楽しいことはやるけれど、つまらないことはやらない、もしくは、イヤなことは避けて通りたいということでは、目覚しい成長は望めないのではないでしょうか。

どんな出来事も、自分を成長させてくれるコヤシなのだという意識で取り組むことが大事なことのように思います。

↓クリック宜しくお願いしますm(_ _)m


↓BEACHのメインページです

拍手[0回]

3つの「ふくろ」

よく結婚披露宴などで、恩師や上司がよくお話される3つの「ふくろ」についてメモっておきたい。(結婚披露宴に限らず、そのうち何かで使えるかもしれないので忘備録のつもりで)

3つの「ふくろ」・・・

1番目は「おふくろ」。母親のことであるが、母親だけでなく、両親および祖父母も暗に含んでいる。両親そしてご先祖さまを大事にしましょうというわけです。ま、当然ですね。

2番目は「いぶくろ」。胃袋のことであるが、これももちろん胃袋だけということではなく、体とか健康とか、そういうことをいっているわけである。健康には気をつけましょうということも当然ですね。

3番目は「かんにんぶくろ」。堪忍袋ということで、これは要するに怒らないようにしましょうということを踏まえて、心の面を大事にしましょう、ということですね。そして、心の面を大事にするということはつまり、人間関係を大事にしましょうということをいっているわけです。

この3つの「ふくろ」の話は、誰が最初に申されたのか存じませんが、生きる上で大事なことを簡潔明瞭カンペキにまとめられています。常に心に留めておきたいものですね。

↓クリック宜しくお願いしますm(_ _)m


↓BEACHのメインページです

拍手[0回]

まごころと思いやり

宅急便に肩入れするわけではありませんが、これもいい話だったのでメモっておきます。

スキー宅急便の話。
天候が大荒れで交通がマヒし、肝心のスキーがスキー場に届かなかったことがあった。そこで宅急便は、すべての配達先に連絡し、スキーが届かなかったお客様のためにレンタルスキーを準備した。宅急便の損害は一千万円を超えたが、文句をいうお客様は一人もおらず、皆に感謝された。次のシーズン、宅急便の売上が倍増した。

こちらの損害を顧みず、お客様の要望を最優先に応えた結果、損害が解消できただけでなく、信頼をも増やすことができたわけです。

また、宅急便の社長さんは次のように語っておられるそうです。

「宅急便立ち上げの時、採算の合わないビジネスだからやめろという声が多くあったが、めげずに頑張ったおかげで宅配ビジネスの基礎を確立した。モットーは、まごころと思いやり。利益はあとからついてくるものだ。」

まごころと思いやり。わりと耳にするし、口で言うこともありますが、実行するには、自分の損得を考えに入れないということが最も大事なことのようです。

↓クリック宜しくお願いしますm(_ _)m


↓BEACHのメインページです

拍手[0回]

成就の条件

今日もいい話を聞いたのでメモっておきます。

第253世 比叡山延暦寺の天台座主、山田恵諦猊下の言葉で、次のようなものがあります。

物事が成就するためには3つの条件があります。一つ目は自分自身の努力、二つ目は周りの援助、三つ目は神仏のご加護です。

なんて味わい深い言葉だと思いました。ましてや、自分自身が本来持っている以上の力を発揮するには、二つ目と三つ目が必要不可欠であり、特に三つ目が重要ということです。

また、自分自身の努力とは、同じことを何百回も何千回も繰り返すことによって徐々に身に付くものであり、一夜漬け的に身に付けたような力は、すぐにしぼんでしまうことは誰しも経験のあることではないでしょうか。

結局、二つ目、三つ目の条件を整えるためには、自分の努力が一番の基本になることはいうまでもないと思います。

また、次のような詩があります。

くりかえし くりかえし
毎日毎日のくりかえし
同じようなことのくりかえし
心をこめてくりかえそう
楽しくなるまでくりかえそう
自分が変わるまでくりかえそう


飽きっぽいワタシなどには耳の痛くなる詩です。まずは、長続きさせる精神力を養わなければならない感じがします(^^;

↓クリック宜しくお願いしますm(_ _)m


↓BEACHのメインページです

拍手[0回]

佐藤棋聖2連勝

第19期竜王戦七番勝負、第2局も佐藤棋聖が勝ち、2連勝となりましたね。

詳細は、第19期竜王戦中継サイトをご参照ください。

第2局は、渡辺竜王の先手、居飛車に対し、佐藤棋聖はゴキゲン中飛車で対抗!中飛車党のワタシとしては、中飛車側の勝利はウレシイのだが、渡辺竜王を応援する立場としてはちょっと複雑です。

さて、棋譜を一手ずつ勉強させて頂きましたが、いわゆる丸山ワクチンと呼ばれる、居飛車側からの角交換は、中飛車の対抗策としてはどうなんでしょうね。たしかに、角交換後、中飛車側は7二金と上がって、6五角や5六角の打ち込みを消さなければならないというのは、玉の囲いを制約されるので有効なのかもしれませんが。

それにしても、佐藤棋聖は、ゴキゲン中飛車をよく採用されるんでしょうか?そういえば、竜王戦挑戦者決勝トーナメントでも、かの丸山九段を相手にゴキゲン中飛車を指されてましたね。

こうも大きな対局にゴキゲン中飛車が登場すると、研究が進んで今後ゴキゲンが指しにくくなるからほどほどにして~なんて思っているのは、素人のワタシだけでしょうか?(^^;

↓クリック宜しくお願いしますm(_ _)m


↓BEACHのメインページです

拍手[0回]

ばかになる

スポーツ界、ビジネス界、その他いろんなシーンで「ばかになれ」とか「ばかになる」ということがいわれる。

この「ばか」は、いわゆる愚か者という意味ではなく、「ばかである」ということとは全く異なる。むしろ「賢くなる」という意味が込められており、その道に一心不乱に取り組むとか、その道を究めるとか、かといって、融通の効かないガチガチの専門家になるということでもない、そういう柔軟な姿勢もひっくるめて「ばか」という一言に集約されていると考えられる。

どんな逆境に置かれようとも、それをバネにし、肥やしにできる精神、反対に、どんな有利な立場にいようとも、おごらず、甘んじることのない精神、そんな心も含まれているのではないだろうか。

仏教では、あらゆる存在は、孤立して生きているのではなく、あらゆる存在によって生かされていると説く。よい結果は皆のお陰、よくない結果は私の反省、という気持ちを持ち続けたいものである。

↓クリック宜しくお願いしますm(_ _)m


↓BEACHのメインページです

拍手[0回]

科学はどこまで進化するか

「一休 逸話でつづる生涯」(安藤英男/著、鈴木出版)という本を読んだ。

一休とは、トンチの一休さんで有名な、室町時代の臨済宗のお坊さんである。テレビアニメの一休さんは、とても賢くて、トンチが上手で、かわいらしい小僧さんとして描かれており、たしかに幼少の頃はアニメのようなイメージでほぼ間違っていないようだが、青年期から晩年にかけての一休さんはかなり破天荒で、いわゆる「不良坊主」「なまぐさ坊主」というイメージがピッタリする人間像が伺える。

この著書には、主に中年期以降の逸話の、思わずふき出してしまいそうなお話が多く紹介されている。

その中で、晩年期近い頃の逸話の一つに、とても味わい深いものがあったので抜粋させて頂きたい。

あるとき一休のもとへ一人の老人がやってきた。
「私はもう80になりますが、死が近づいたようで落ち着きません。もう少し長生きができるようにご祈祷をしていただけませんか。」
そこで一休は聞いた。
「いったいどのくらいまで生きたいのですか。」
その老人は答えた。
「100までお願いできませんか。」
「あなたは欲が少ないお方だ。100まで生きればよいのですか。」
「いや、100までと定めたわけではないのです。もっと生きられれば尚いいのです。」
「それなら何歳まで生きられるように祈りましょうか。」
「それなら少し欲が深すぎますが150まで。」
「150でいいのですか。150といってもすぐに経ってしまいますよ。あなたは80歳だと言われましたが、150歳ではいままでの分ほどもありませんよ。」
老人はだまっていたが、やがて、
「人間って、いつまで生きたら満足できるものでしょうか。100になっても150になっても死ぬと決まるとあまりいい気持はいたしません。」
と言った。一休は、
「そうです。150年なんか夢のように過ぎてしまいます。」
と言った。こんどは老人が質問した。
「禅師さま、あなたはいくつまで生きるおつもりですか。」
「私たち坊主は、死なないことになっています。そういう祈祷を行なっています。」
「そういう祈祷があるのですか。」
「ありますとも。釈迦如来のご説法は全てそれです。つまり、不生不滅の法です。これによってわたしたちは法身になるのです。そうなれば死なないのです。肉身は死にますが、法身は死にません。経文の中にも、『転々としてこれを行ぜば、如来の法身常にあってしかも滅せず』とあります。だから、釈尊が80歳で亡くなられるときも、少しもなげかれなかった。かえって、法身ばかりになることを喜んでおられた。あなたも自分を法身にしてしまえば、生死は問題ではなくなります。」
こうして一休はじゅんじゅんに老人に説いた。老人は一休の弟子になって平和に往生できた。


つまり、本当の命というものは、肉体が無くなっても無くならず、そして、誰の命であろうとも、始まりも無く終わりも無く永遠に存在するものだ、ということを説いているわけである。

このことを今の科学で証明できるかというと、以前から何度も書いている通り、現時点では不可能である。

さて、ようやく本題に入るが、今の世の中で一番危険と思われるのは、科学で証明できないことはほぼ無条件に却下される、ということである。今の科学が間違っているとまでは言わないが、未熟だと考えたほうがよほど謙虚と思うのだが、そう考える人が少ないのではないだろうか?

妙法蓮華経というお経の中の、如来神力品という章に、「未来において、科学と宗教は一致する」という意味のことが説かれているが、それを踏まえると、科学はもちろん宗教も、現時点では未完成なのであるといえると思う。

要するに、人そのものも未完成ということがいえるわけで、常に謙虚な心で、向上心を失わないようにしたいものである。

↓クリック宜しくお願いしますm(_ _)m


↓BEACHのメインページです

拍手[0回]

がんばろう!○○



ブログランキング

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他趣味ブログへ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

↑人気ブログランキングに登録しています。
since Apr.2006

プロフィール

HN:
BEACH
HP:
性別:
男性
自己紹介:
「実生活に生かせる仏教の追求」をメインテーマとしていますが、趣味の将棋や、その他、時事に絡んだ雑感などなど、気が向いたときに綴っております。どうぞ、おヒマなときに覗いてみてください。
2019年12月より山形県鶴岡市在住。
プロフィールの詳細は→
【こちら】

twitterアカウントは
「@beach_paddy」

facebookもやってますが、本名なので、一応ここでは伏せておきます(^^;

【アメブロ】も一応ありますが、本ブログへのリンクを貼ってあるだけです。あしからず;;


BEACH宛メールは↓


仏教

仏教について、学んだことを書き綴っております。どうぞご覧ください。

【仏教】

自戦記

主に【将棋倶楽部24】で対局したときの棋譜を集めています。もちろんヘボ将棋ですが、よろしかったら息抜きに眺めてやってくださいマセ;

【自戦記】

映画レビュー

Yahoo! JAPAN ID beach_paddy で、映画レビューを書いております。

【映画レビュー】

ブログ内検索

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

最古記事

(04/24)
(04/25)
(04/25)
(04/25)
(04/26)

最新トラックバック

旬感ランキング

対局スケジュール

天気予報

バーコード

Copyright ©  -- 人にやさしく自分にもやさしく --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]