最終第5局までもつれこんだ
<第80期棋聖戦>は、羽生棋聖が見事防衛を果たしました。
いやはや、正直ヒヤヒヤしましたが、第5局はさすが羽生四冠といった指し回しでありました。特に、控え室の検討陣の次の一手予想を覆し、コンピュータ将棋が予測した手を指すあたりは、羽生四冠ならではの指し手でありました。
今年は羽生四冠はしばらく対局はないようですが、将棋イベントや取材等でお忙しくなるとか。将棋ファンとしては大いに結構なことです。益々将棋界を盛り上げていって頂きたいですね。
さて、それにしてもトッププロの将棋は、本局のような横歩取りや一手損角換わり、早繰り銀、腰掛銀といった相居飛車の戦形が圧倒的に多いですね。タイトルホルダーの中では唯一、久保棋王ただ一人が振り飛車党。で、振り飛車といっても、多くはゴキゲン中飛車なんですよね。四間飛車や石田流は、トッププロには通用しなくなってしまっているのでしょうか。
かつての大山康晴十五世名人のような重厚な振り飛車を指す棋士が現れてくれたら、将棋もさらに盛り上がると思うんですけどねぇ。
[0回]
PR
COMMENT