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2,500年前、お釈迦様が悟られたのは、あらゆるものは仏の智慧を具え光り輝いている、ということでありました。そして、そのことに気付いて生きていけばよいのだよ、と。

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菩薩について

駅前やデパートの前などでユニセフなどの街頭募金に立っている人をよく見かけます。あるいは、神社やお寺の境内などで清掃奉仕をされている方も見かけます。また、私自身もそうした奉仕活動を何度も体験したこともありますし、奨励する思いもあります。

さて、そもそも奉仕とは何かということを考えてみたとき、まず、辞書等で調べると以下のように記載されています。

『身を削って他者のために働き尽くすこと。報酬を求めず、また他の見返りを要求することなく無私の労働を行うこと。』

たしかに尊い行為であります。その行為をしているときの意識を掘り下げてみると「人の役に立つことが好きだから、うれしいから」という意識が一つあるようです。ところが、一歩間違えると「してやっている」という意識にもなりかねません。そういう意識になると、奉仕も「やらなければならない」という意識に発展し、いろんな人に強制するようなことにもつながってしまいます。

一方、仏教には、仏の次の位として菩薩という役割の人が登場します。文殊菩薩、普賢菩薩、観世音菩薩、勢至菩薩などと呼ばれる方々がそれで、菩薩像などにも彫刻されています。菩薩というのは、まさに奉仕の精神で他者のために尽くす人でありますが、なんのためにするのかというと仏になるためであります。つまり、自分自身が仏になるための修行として他者のために尽くすのです。

ですから、菩薩の意識は、自分が尽くす行為ができるのは、その対象となる人がいるお陰であり、感謝の対象となります。「してやっている」などという気持ちは微塵もなく「させて頂いて有難うございます」となります。

無私の労働とはたいへん尊い行為でありますが、無私を超越した「させて頂いて有難うございます」という菩薩の行為はさらに尊いものといえると思います。では、なぜそこまでできるのかというと、菩薩には「私も修行次第で仏になれる!」という確信があるからです。

仏になれる自覚を強く持てるよう精進したいと思います。

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