アカシックレコードについて調べてみた。
とりあえず、ウィキペディアには次のように説明されている。
~アカシックレコード(Akashic Records)は広大な宇宙の涯てに存在するとされる、人類の過去から未来までの、意識上にのぼる歴史全てが記録されているデータバンク。アカシャ(Akasha)ともよばれる。アカシャはサンスクリットで「空」「宇宙」「エーテル」を意味する。~その他、アカシックレコードで検索すると、実にいろいろなサイトがヒットするが、主な意味は、ほぼ上記の説明に集約される。
さて、そのアカシックレコード、どこにあって、どうやったらアクセスできるのか、そもそも、アカシックレコードなるものにアクセスできると、なにがウレシイのか、という疑問が起きる。
仏教では、あらゆる現象はすべて「縁起」によって成り立っていると説く。仏教ではと断ったが、これは単なる思想や哲学ではなく、不偏の真理・法則であると考えられる。つまり、あらかじめ予定(プログラミング)されている未来などというものはないのである。仮に、未来は確定しているのだとしたら、その確定している未来を100%解説できる人がいるハズだが、歴史上、そんな人間は一人もでてきてはいない。
同様に、霊の存在とか死後の世界などということに関しても、認めたほうが都合がいいケースが多いというだけであって、だれもその存在を証明できる人はいない。信じるしかないのである。
ならば、そのようなことを追求するために時間を費やすのはもったいないのではなかろうか。そんなことより「ちゃんと生きる」ほうが、より有意義な人生が送れるというものである。
禅問答に、以下のようなものがある。
~入門したての僧が、趙州和尚に尋ねた。
「私は、修行に入ったばかりの者です。どうか、仏教の根本を教えてください」
「朝の食事は終わったのか。まだか」
「はい、食べ終わりました」
「それならば、自分の茶碗を洗いなさい」~大事なのは、過去でも未来でもない、現在である。いまなすべきことを精一杯やる。それしかない。その積み重ねが人生である。一日は一生の縮図である。
・・・とまぁ、これも理想であり、現実はなかなかこうはいかない。無為に過ごしてしまう一日だってあるし、後退してしまうことだってある。しかし、このようなことを心に置きつつ、できるだけムダなことに時間を費やすことをやめて、より有意義な一日を積み重ねていくように心がけたいものである。
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