遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
年末年始は実家(山形)で過ごさせていただきました。1月7日が仕事初めでありましたが、正月ボケに足を引っ張られたり、年末から持ち越した仕事に尻を叩かれたりしてヨロヨロしながら、今日10日になってようやく地に足が着いてきたような感じを受けております。
さてさて、本年一発目のアップは映画の話。タイトルの「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を観たのは実は昨年末でありましたが、観たあと、
<yahoo!映画レビュー>を拝見すると、それはそれは極端とも思えるような賛否両論のレビューの嵐であり、それらのレビューを読んだ感想も含めて述べてみたいと思います。(私も
<レビュー>を書いてます。)
以下は映画の公式サイトです。
「宇宙戦艦ヤマト」は、当時私が中学生の頃、テレビアニメとして放映が始まりました。その頃は、どちらかというとロボットアニメのほうが人気が高く、私も当初は、ヤマトにはあまり興味がありませんでしたが、何度か見ているうちにその世界観、というか宇宙観に引き込まれていった記憶があります。テレビアニメが終了したあと、続編的な内容で何本か映画化され、私は一応その全シリーズを観ています。
今般の「SPACE BATTLESHIP ヤマト」は、従来のアニメの実写版ということで少々興味があり、6歳の娘も「観たい!」というので、これ幸いといった思いで一緒に観に行きました。
率直な感想としては、これはこれで断然良いと思いました。VFXも非常に見ごたえがあり、ハリウッドにも勝るとも劣らない技術が向上し、いよいよこれからの邦画も大いに期待できそうだといった印象を受けました。
ストーリーは、テレビ版の内容をベースとしながら、キャラクター設定は結構オリジナル化が図られており、特にマドンナ役である森雪を演じた黒木メイサさんは、原作とは正反対の男勝りのキャラでしたが、なかなかいい演技をされていたと思います。
また、準主役(主役はヤマトとして)の古代進役を演じた木村拓哉さんも、原作よりもちょいワルなキャラではありましたが、下馬評以上にハマり役だったと思います。
それと敵のガミラス。原作アニメのように人間っぽいキャラだと、例え敵とはいえ、銃を向けるのには罪悪感が伴いそうですが、いわばエイリアンのようなキャラだったので、勧善懲悪としての単純化がうまくいった構成でした。
・・・と、私個人は結構楽しめましたし、他の方のレビューにも絶賛する内容のものがありますが、それと正反対の酷評も絶賛評と同じぐらいあるのにはちょっと驚きました。全体のレビュー数は現在3,000を超えており、その全部を読んだわけではありませんが、酷評レビューはだいたい以下のような意見が共通しているようです。
・原作との相違に対する批判
・脚本に対する批判
・キャスティングに対する批判
・企画・構成に対する偏見
原作と違うからダメというのは論外でしょう。所々オリジナル化されるからこそ、新たな楽しみ方ができるのであって、たんに原作と異なるからどうのこうのというのは偏った見方といえると思います。
脚本は、佐藤嗣麻子さんとおっしゃる、まぁ、どちらかといえば中堅的キャリアの方のようではありますが、そんなに酷いというほどではないと思います。そこまでコキ下ろす人というのは、超一流の脚本家の映画しか観ない、あるいは認めないという思いがあられるようで、これも偏った見方といえるでしょう。
そして最大の批判はキャスティング。アンチジャニーズ、アンチキムタクです。そんなに批判する人達ってなんなんでしょう。ほとんど妬みとしか思えません。
それと、この映画の企画・構想を練った某テレビ局に対する偏見。某ボクシングのタイトルマッチの興行に関わり、独占放映したところのようですが、その悪印象が先入観になっている感じです。映画の中味となんら関わりのないところを批判して、なんの意味があるのでしょうか。
「もっとこうすればよくなる」というような、いわば建設的な酷評はごくわずか。けなしっぱなしのレビューが多過ぎます。もちろん、個人の好みの問題といってしまえばそれまでなのですが、邦画の質をみんなで向上させよう、ひいては、よりよい文化を構築しようとか継承していこうという意識がないのだろうかと、非常に残念な思いになりました。
日本人は物が豊かになり過ぎて、心が荒廃してしまっている一つの象徴なのかなという感じもし、暗澹たる思いにもなりましたが、だからこそ心の豊かさを追求し、広めていくような運動、活動が大事なことであるという思いにもなりました。
こんな思いを今年の抱負として、より進化していける一年にしてまいりたい! そんな思いにならせていただいた映画およびレビュー群でありました。
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COMMENT
こんにちは
ヤマトは子供のころから親しんできたアニメですが、私もこの映画の印象は悪くないです(^^)
しかしながら、どのような作品でも必ず賛否がありますので、その辺は気にしない事にしています。
ようは自分が好きか嫌いかで十分って思っています。
この映画で続編は望みませんが、技術的な進歩は目を見張るものと思い、今後懐かしのSFアニメが続々映画化されるかもしれませんねw
カラム調整
カラム調整2
カラム調整3
カラム調整4
TB有難うございました
日本が世界に発信するSF映画としての題材と
しては申し分ないですね。
ただ、この手の映画は終盤泣きどころ
オンパレードなんですがすぐに感情移入してしまう
私が珍しく全く感動もなく泣く事がなかった(笑)