<第50期王位戦>、深浦王位vs木村八段の七番勝負は、深浦王位が3連勝し、なんとなんと3勝3敗の五分となりました。竜王戦に続き、王位戦までもタイトルホルダーが3連敗のカド番から4連勝で防衛ということになるのでしょうか。さすがは羽生キラー深浦王位といったところですが、心情的には、羽生四冠に次ぐ通算勝率2位を保持している、千駄ヶ谷の受け師、木村八段に奪取してもらいたい気持ちもあります。
一方、
<第22期竜王戦>の挑戦者決定三番勝負のほうはというと、森内九段が深浦王位を下し、挑戦者に決定しました。森内九段は前期の名人戦で羽生四冠に破れ、現在無冠となっていますが、さらに遡れば、現在の渡辺竜王に竜王を明け渡したのも森内九段であります。その後、渡辺竜王は、5期連続で竜王を防衛し、見事永世竜王の称号を獲得したわけですが、その雪辱を果たすことができるかという点でも見ごたえがあります。
それにしても、トッププロの対局はほとんどが相居飛車。以前にも書いたことですが、振り飛車党のタイトルホルダーは久保棋王ただ一人であります。一時、将棋界を席巻した藤井システムも、その本家本元である藤井九段が、最近はたまに矢倉を指されたりと、どうも振り飛車が活躍している話をほとんど見たり聞いたりしていませんね。
しかし、私も好きでよく指すゴキゲン中飛車は、対居飛車には割といい勝率をあげていると思います。が、相振り飛車になるといまだに勝率が上がりません。いったい将棋における最強の定跡というのはあるのでしょうか。まぁ、ないんでしょうけど(笑)、やはり王道は居飛車ということなんですかね。
それでも、女流棋士ですが、出雲のイナズマの異名をとる里見倉敷藤花はほとんど中飛車しか指さないし、私もみならいたいと思います。
[0回]
PR
COMMENT