まただいぶ間が開きました。11月~12月は、弊社は年度変わりのため、毎年のことながら多忙を極めております。
そんな中、またイイ話(というか、イイ本の紹介)を聞きましたのでメモっておきます。
ロボット工学博士の
<森政弘>先生の著書、「心眼」の抜粋を以下に記します。
『君やぼくが、今ここにいるという原因は、もっと正確に言えば、一億年昔の先祖のせい、数億年過去のアメーバのせいというに止まらない。アメーバにも先祖はあるのだ。さらにその先祖をたどってゆくと、普通には生命がないと思われている炭素とか水素とかナトリウムとかいう物質の原子に到達し、さらに進むと陽子、電子、中性子、中間子という絶対に目では見えない素粒子に行き着いてしまう。
しかしまだそこが終わりではない。その先は、ぼくは詳しくは勉強していないのだが、とにかく現代の最先端の物理学の一分野で研究されているようである。
このように話をつきつめていくと、こういうことを感じないではいられなくなる。
1.素粒子、原子、分子、無機物、有機物、高分子(大きな分子)、単細胞生物、多細胞生物、人間、社会、世界、宇宙を形づくり、動かしている根本の力が巌然と実在する。仏教ではこの力のことを空と言っている。
2.その力は永遠の過去から作用し続けており、われわれがここに存在し、生きているのも、その力の作用によってである。
3.いわゆる生物だけに生命があるのではない。(本当に深く生物の研究をされた科学者にうかがってみると、生物と無生物の境目は画然としていないということだ)無機物にも、水素、ナトリウムにも生命がある。つまり、動物植物はもちろん鉱物をも含めて、あらゆるものが生命を持っている。
4.人間である両親、祖父母、曾祖父母・・・だけが先祖ではない。そのずっと先のサルから原生動物を経て原子、素粒子に至るすべてが祖先である。
こう考えてくると、ぼくたちの生命というものは、お母さんから生まれた時に突然に発生し、死ぬ時に一瞬になくなってしまうと普通に思われているようなものではないことがわかってくる。空の力のあらわれとして、永遠の過去から永劫の未来へと受けつがれてゆく、宇宙の大生命そのものがぼくたちの命なのである。そして同時に宇宙の一切合切がぼくたちの親戚なのだ。この宇宙の大生命は寸刻も休むことなく、はつらつとして活動し続けているのである。ぼくたちの一刻一刻の呼吸も、一瞬一瞬の心臓の動きも、この大生命のあらわれなのだ。ぼくたちは、あらゆることに先立って、まずこのことに目覚める必要がある。』これは、1,976年に出版された著書だそうです。森先生って、釈尊やイエス・キリストと同レベルのお方なのではなかろうかと思わされます。
本当に、人類の一人一人が、上記のようなことに目覚めることができたとしたら、地球がそのまま神仏の世界と同じになりそうな感じがします。無理なことだ、などと思わず、一歩ずつ努力してまいりたいと思います。
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