「山より大きな猪は出ない」という諺がある。
これの元は仏教が教えるところであるが、表面的には、「自分に出てくるどのような試練も、すべて自分が乗り越えられる程度の試練を仏さまはお出しになるのだヨ」ということだが、さらに深い意味があるようだ。
まず、目の前に出てきた問題から逃げずに、一つ一つ取り組んで解決していけば、それだけ自分が成長できるワケだ。
ところが、問題を解決せずに逃げていると、また別の問題が出てきて、それからもまた逃げるとしたら、また別の問題が出てくるというように、自分はまったく成長できないのに問題ばかりが山積みになってしまう。
そうなると、肉体的・精神的に破綻をきたすような状況に陥ってしまい、最悪の事態を招いてしまうことも起こりえる(殺人やら自殺やら・・)。
最悪とまではいかずとも、さまざまな事態を招く状況を作る原因はどこにあるかといえば、問題に原因があるのでも他人に原因があるのでもなく、キビシイようだが、結局のところ、問題をほったらかしにしている自分に一切の責任があるのだ、ということになる。
「山より大きな猪は出ない」という諺には、どうやら上記のような意味も暗に含まれているようである。
ならば、どうすればよいか。
1.とにかく問題に立ち向かって努力し、解決する。
しかし、手段を間違うと、問題が大きくなる可能性もある。この場合は間違っていたと気付く(認める)ことが大事であり、それによって、新たな手段を見出せることもある。
それでもムズカシそうだったら・・・
2.経験豊かな他人に相談し、アドバイスを仰ぎ、解決する。
経験豊かな他人が近くにいなかったら、著書やネットなどからよさそうな情報を集めることも有効な手段である。つまりこの場合、著書やネットが「経験豊かな他人」に相当するワケである。
いずれにしても「山より大きな猪は出ない」わけだから、自分に出てくる問題で解決できない問題は決して出てこないということを肝に銘じることが大事であろう。
そして「なぜ自分ばかりがこんな目に遭うんだ?」と思っては決してならない、ということである。
こんなことを、人生の一つの道しるべにして生きていきたいものである。
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