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2,500年前、お釈迦様が悟られたのは、あらゆるものは仏の智慧を具え光り輝いている、ということでありました。そして、そのことに気付いて生きていけばよいのだよ、と。

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先祖供養2

先祖供養その2。

前回は、自分の先祖が何代前で何人になるかという観点から、結局、自分の先祖を供養するということは、他人の先祖も供養しているという現実に迫った。

さて、テレビ番組などでは、正しい供養の仕方ということがいろいろ紹介されたりするが、その前に「供養」とはそもそもどういうことなのかということを吟味したい。

#・・・今回もキチンとまとめきれないカンジなので、その3までひっぱります(^^;

供養の供は、元々「供給」の供である。一般には「きょうきゅう」と読むが、仏教では「くきゅう」と読む。意味あいとしては、さまざまな品物を供える、与える、提供するということで、一般的な「きょうきゅう」と似ているが、動機が異なる。

「きょうきゅう」というのは、いわばビジネスとして使命的、義務的に行なうものであるのに対して、「くきゅう」は、供えたい、与えたい、提供したいというやむにやまれぬ心境から生じる、つまり、感謝の念から出てくる自然な行為である。

また、供養の養は、「資養(しよう)」の養であり、この資養も仏教の言葉で、「(自分の)資質を養う」という意味がある。

つまり、供養とは、感謝の念を元とし、品物などを与えたいという心に加え、そのことにより、自分自身の資質を養う行為、ということになるのである。

したがって、先祖の供養というのは、あらゆる人の先祖に感謝し、自分の心と他人の心を同時に養うこと、ということができる。

これで結論付けられたように思われるかもしれないが、まだまだ! ようやく先祖供養の意義の半分が明らかになったに過ぎない。

次回、残りの半分について明確化させて頂こう。

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