「生きがいの創造」(著:飯田史彦氏、PHP文庫)という本を読んだ。
いや、読んでる途中です。もう3~4年も前に、ある一人の尊敬する先輩から薦められてとりあえず購入したのですが、始めの方をパラパラめくって、なんとなくムズカシイ感じがして、そのうち気が向いたら読もうと思って「積読(つんどく)」になってました。
先日、ふと本棚に目を向けたときに「そういえばこの本、買ってからゼンゼン読んでなかったナァ」と思い、手にとって最初のページから読んでいってみたところが・・・、なんと表現してよいのやら、「スゴイ!」という言葉しか思い浮かびません。
全部で400ページ程のうち、最初から160ページぐらいまで読んだ内容は、生まれ変わりを実感した人の多くの事例を調査・研究し、その結果、その人達のその後の人生がどのように変わったかということのレポートなのですが、とにかくもうほとんどが、明るく、前向きな生き方に変わっておられるのです。なぜそうなるかという理由にもとても共感でき、私自身も生きるパワーを頂いた感じになりました。
もう一つ気付いたことで、よく、「世のため人のため」ということがいわれますが、よくよく考えると、じゃあ、人のために何をするのか?と聞かれたときに、従来までは明確な答えを出せませんでした。
人のためにすることっていったらもちろん善いことをするのだ ~ じゃあ、善いことって何? ~ 親切にするのだ ~ じゃあ、何が親切? ~ 人に喜んでもらうことをするのだ ~ じゃあ、何をすると喜んでもらえるの? ~ そりゃあ、人にとって善いことをするのだ ~ だから、善いことって何?・・・ってな具合。
それがね、判ったんですよ。人のためにすること、それは、愛することなんだって。
人のため、人の為・・・にんべん(イ)に為と書くと「偽」ですよね。ただ単に「人の為」といったら、それは、いつわり、にせものであるわけです。何をいつわるのか、それは自分を偽るのですね。
人を愛すること、それは人のためでありながら、結局は自分のためであるわけです。自分の魂を輝かせる行為、とでもいうんでしょうか、そういうことです。
これに気付けたとき、とても心が軽くなった気がしました。いつも妻を怒らせてばかりいた自分でしたが、今日はなぜか、お互いとても穏やかな、思いやりのある会話ができました。
そして、今までさんざん勉強してきていながら、仏の慈悲心ということも判ったつもりになっていて、実はよく判っていなかったんだなぁということにも気付けました。
しかし、まだまだこれから。肝心なところの糸口をやっと見つけたって感じでしかないので、日常実践に精進したいと思います。とにかく「生きがいの創造」に感謝です。
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