沖縄へ行って参りました。
慰霊碑供養を中心とした平和学習会の下見でありまして、たくさん撮った写真の中からほんの一部を掲載させて頂きます。
平和記念堂と資料館↓ 平和の礎(いしじ)↓ 旧海軍司令部豪の丘から見た那覇の町↓
太平洋戦争での
<沖縄戦>の悲惨さは周知の事実でありますが、旧海軍の大田司令官が海軍次官に送った
<電文>のことは、恥ずかしながらいままで知りませんでした。
要は、沖縄の防衛力はもう限界だから降伏しましょう、という内容です。この電文は1945年の6月6日に打電されたそうなので、軍はこれを真摯に受け止め、この時点で敗戦を認めていれば、広島、長崎の原爆投下も免れていたかもしれないわけです。
しかし、戦時中の日本国民の異常な思想もあり、そう簡単に降伏できなかった事情もあったのでしょうけれども、逆に、負けを認めた大田司令官の勇気には深い敬意を表したい思いです。打電したあと、大田司令官は自決されました。
とにもかくにも、どんな理由があろうとも人間同士が殺し合う戦争は、今後二度と起こしてはならないと痛感させられた学習会でありました。
[0回]
PR
COMMENT
20歳のとき
遊びでですけど・・・。
友人数人と行ったのですが、当時(現在もかもしれませんが)、タクシーを貸し切ってタクシーの運転手と交渉して値切って観光した方がいいと教わり実践したのですが、特に希望した訳でもないのに運転手が是非見ていってほしいということでいくつかの慰霊碑とかも見ました。
ひめゆりの塔の洞窟に空き缶が落ちていたのを何故かよく覚えています。
悲しいような、これが現実とかいうか・・・。
無題
コメントありがとうございます。
>ひめゆりの塔の洞窟に空き缶が落ちていた
問題が二つ浮かび上がります。一つ目は、いわゆる負の遺産がたんなる観光地化していること、二つ目は、観光客のモラルの低下。
ニュースでも、世界遺産の落書きなどが取り上げられたりしますが、平和ボケしているということがもう一つの問題としてあげることができそうです。
平和ボケというと平和が悪いような印象を持ってしまいそうになりますが、もちろんそういうことではなく、文明の進化に心の進化が伴っていない人が大勢いるという現実がある、ということですね。ハートレボリューション(意識改革)を、まずできることから始めなくてはなりません。