12月8日は、お釈迦さまが悟りを開いた日である。
この日は、仏教徒にとってはもちろん、全人類にとっても非常に意義深い、記念すべき日であるといわれている。
それはなぜか。
お釈迦さまは、紀元前560年頃の4月8日に生まれ、それはもちろんおめでたい日ではあるが、それ以上に、お釈迦さまが悟りを開いてくださったおかげで仏教が成立し、宗教のみならず、あらゆる思想や哲学にも絶大な影響を与えたのだといわれているからである。
さて、その悟りを開くとはどういうことかというと、真理を明確化されたということである。
では、真理とは何か。
辞書には「正しい道理。だれも否定することのできない、普遍的で妥当性のある法則や事実。不変の-」と示されているとおり、時間的には無限の過去から無限の未来まで、絶対に変わることなく、空間的には、全宇宙のどこに行こうともあてはまる法則ということであり、それは次の二つであると説かれる。
諸行無常 : 諸々の事柄は常で無い(つまり、変化するということ)
諸法無我 : 諸々の事象には我(孤立)は無い(つまり、関係するということ)
この変化と関係ということこそ、だれも否定することができない、普遍の法則であるというわけである。
変化ということでは、人間の身体一つとってみても、一瞬一瞬に数億個もの細胞が死滅し、新しく生成されているという。
関係ということでは、みそ汁一杯をとってみても、みその素となる大豆や具のワカメがどこかで採れ、大勢の人の手から手に渡ってこのお椀に辿り着いていることを思えば、即座に納得のできることである。
この変化と関係の法則を最大限に活用することによって、不安の無い人生を築くことができると説かれたのが仏教の一要素である。
お釈迦さまが悟りを開いた今月を迎え、仏教の原点を見つめ、お釈迦さまの偉大さ有り難さに思いを馳せたいと思う。
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