ありがたいを漢字で書くと「有り難い」である。
誰でも知っていることであろうが、さて、「有り難い」とは突き詰めるとどういう意味だろう。
そのままの意味を違う表現で置き換えたら「有る(存在する)のが難しい」ということになるが、つまりは、希少価値の高いもの、滅多にないものを目の当たりにしたときに起こる感情が「有り難い=ありがたい」ということなのだろう。
そう考えると、普通に使っている「ありがたい」「ありがとう」という言葉は、たいへん含蓄のあるものだということが察せられる。
シチュエーションとしては、他人から、自分にとって有益なことをしてもらったときなどに「ありがとう」という言葉が口から出てくると思うが、「有るのが難しい」という意味あいがあることも考えると、無益もしくは有害なことをされたときにも「ありがとう」という応答が成り立つように思われる。
要するに、一見、無益なこと有害なことでも、こちらの受け取り方次第では、毒にも肥やしにもできるということではなかろうか。
その、肥やしにする言葉が「ありがとう」なのだとも解釈できる。うん、きっとそうだ。
できるだけ多く「ありがとう」を口にしたいものだ。

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