私の中では、いままで観た映画の中で間違いなくNo.1です!アカデミー賞受賞というハクを鵜呑みにしてハードルを上げ、もし予想以下の映画だったらどうしよう・・などという不安も多少ありましたが、思い切ってDVDを買って正解でした。ダテじゃありません。
「人間の死亡率は100%」とは、綾小路きみまろさんの受け売りですが、現実には100%に近い人が、死んだら納棺という儀式を通り抜けて火葬場へ運ばれるわけで、ある一つの葬式をとってみても、そこにはさまざまな儀式があり、その中の一つとしての納棺師のシゴトには、死者を弔う儀式の真骨頂を見せてもらえた思いです。
また、納棺の儀式を通して、さまざまな家族模様がとても丁寧に描かれていて、そのいろんな姿を見ているだけで「ちゃんと生きよう・・。」という思いにならせてもらえます。
「死を見つめることは生を見つめること」
「生きていること、それだけで有り難い」
「死者は生者に感謝の念を起こさせる」
以上は、どこかで聞いたことのある言葉のようですが、素直に正直に私の心に浮かんできた言葉です。
笑いあり、涙あり、感動ありという映画は山ほどありますが、それに加えて感謝ありという映画はそう多くはないのではないでしょうか。そしてその中でも間違いなくNo.1といえる映画です。ぜひ大勢の人に観て頂きたい!
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