仏教の根本的な思想に「縁起」という概念がある。
縁起とは、読んで字のごとく「縁りて(よりて)起こる(おこる)」ということである。
つまり、あらゆる出来事とか物事は、偶然そうなったとか、自分の意思とは関係のない存在によってそのように施されたとか、そういうことは無いのだ、ということである。
すなわち、自分の目の前に起こるあらゆる現象は、すべて自分が(自分の意思が)影響している、という概念が縁起である。
・・・と、まあ、いきなりこんな結論めいたことをいうと「何をいってやがる!」と反論されそうだが、冷静に考えると、たいていのことは、やはり自分が蒔いた種の結果と受けとめることができるのではないだろうか。
「自業自得」などという四字熟語は、まさにそういうことを示唆されているのであろう。
またさらに、ネガティブな面ばかりでなく、ポジティブな面も含まれているように思う。
よく、学校が悪いとか、政治が悪いとか、社会が悪いとか、ということを耳にするが、仮に、その悪い学校とか政治とか社会を、良いほうに変えるのは誰であろうか?
突き詰めれば、自分の目の前の現象や環境を変えることができるのは、ほかならぬ自分以外の何者も存在しない。
いやいや、そんなこといったって・・・というようなことがあまりにも多い昨今ではあるが、まず、ちょっとしたことでもいいから、まずは自分が発信源になって、よりよい環境にしてやろうという気概が必要なのではないだろうか。
そんな人が増えていけば、もっとよりよい環境というものは、遠い将来などという長期計画的な話でなく、すぐにでも具現化できるものだと思う。
・・・ちょっと熱く語り過ぎましたかね^^;
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