前の記事で、マックさんから「真理どおり生きている人はいますか?」というご質問をいただきましたので、可能なかぎりのご回答を兼ねてよく考察してみたいと思います。
そもそも、「真理どおり生きる」とはどういうことでしょうか?私たちは、この地球上で、太陽の光を浴び、空気を吸い、水を飲み、食事をし、睡眠を取りながら日々生きて、いや生かされています。
なぜイチイチ「生かされている」というのか。身近なことでいえば、私たちは眠っていて意識がなくても、自然に呼吸をしているし、心臓も動いています。誰がそうさせているのでしょうか。それはまさしく「真理(=宇宙の絶対的法則)」がそうしているわけで、お釈迦さまは、その真理がまぎれもなく実在するのだということを悟られたわけです。
そう考えたら、真理どおり生きていない人は一人もいない、ということになります。
いやいや、そんなことは誰でも分かり切っておられるでしょうから、真理どおりに生きている人は誰かというご質問の真意は、真理を悟っている人がいるか、ということと推察いたします。そうなると事情は全く変わり、結論からいえば、真理をカンペキに悟ったという人は、いまだかつて誰もいないともいえます。お釈迦さまですら、35歳で悟りを開かれたのちも、死ぬまで真理を探究し続けられ、深めていかれたそうですから。
ただ、瞬間的になら、真理に気付き、真理に基づいて生きている人は大勢いるともいえます。この瞬間が長い人、あるいは回数が多い人ほど立派な人である、といえそうです。
「仏教を学んで、何か変わったことありますか?」というご質問もいただきました。
変わったこと・・・たくさんあって書ききれません(^^)
中でも特に大きく変わったのは、幸せの価値観、でしょうか。ほんの小さなことにも幸福を感じることができるようになった、とでもいうんでしょうか。それによって、腹の立つことがグンと減りましたね。
これはあくまで、私個人の感想ですので、仏教を学んでいる多くの人にいろいろ聞いてみられるとよいかと思います。
今回はこのへんで。
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