年明け半月も経ってから、本年初の書き込みであります。昨年は、日本史上初といっても過言でない天災地災に見舞われた年でありました。今年は心気一転、目に見えるところの復興はもちろん、心の復興をこそ固く決意してよい一年にしてまいりたいと思います。手始めに、ブログのテンプレートを変更いたしましたv
さて、前回(といっても昨年末;)生命と命ということについて感じたことを書かせて頂きましたが、その後、ご質問を頂戴していることもあり、さらに一歩踏み込んで考えてみたいと思います。
準備として、宇宙の構造についておさらいしてみたいと思います。
まず、当たり前のことですが、私たちは地球という惑星の上で命を授かり、存在させられています。(あえて、いちいち「させられて」と書かせて頂きます。)地球は太陽系に属し、一番内側から数えて三番目の惑星であることも常識となっています。で、太陽系は、直径10万光年といわれる銀河系に含まれていることもよく知られています。
さて、では銀河系はどこにあるのかというと、局所銀河群とよばれる、私たちの銀河系とよく似た形の銀河が数十個密集している群に属しているのだそうです。密集といっても、私たちの銀河のとなりの銀河系(アンドロメダ銀河)までは200万光年ぐらいあるとか!この時点で、もはやその大きさをイメージすることすら難しくなってしまいます。
その局所銀河群は、さらに数百個とか数千個集まり、銀河団を形成しているのだそうです。局所銀河群同士の距離は700~1,000万光年だそうです。
さらにさらに、銀河団は、超銀河団というところに属し、またその上には超々銀河団という構造があるのだそうです。そして、超々銀河団が規則的に連なって宇宙を形成しているというのです。現在の天文学で観測可能な(観測可能な、ということがミソ)宇宙の直径は約400億光年だとか!光の速さで進んで400億年。地球が太陽系から誕生して約40億年だそうなので、光が宇宙を横断するのに、地球誕生からの時間の10倍かかるということになります。しかし、本当の宇宙の大きさは今の科学では正確には分かっていないようです。
そんなとてつもない大きさの宇宙ですが、私たちが知っている物質でできている、いわゆる目に見えるモノは、宇宙全体の4パーセントしかなく、他の96パーセントは、今の科学でも未知の物質(エネルギー)でできている、というのです。何もないと思われる真空の部分も、未知のエネルギーがぎっしり詰まっているのだそうです。(東京大学名誉教授 佐藤勝彦氏の記事を併せてご参考ください。→
<こちら> )
そして、私たち人間には意識があります。人間だけでなく、動植物にも意識があると考えられます。その代表的なものは「生きたい」という意識です。この意識も、未知のエネルギーの一部と考えることができそうです。この「生きたい」という意識が病むと「殺したい」という意識に変化したりするともいえそうです。特に人間がそうです。他の動植物は、むやみに他の生き物を殺したりしませんから。
結論として、この「生きたい」もしくは「生かしたい」という意識を与えるモノのことを、いわば創造主、神仏というのではないでしょうか。そして、意識そのもののことを命というのである、と。
意識を与えるモノ、意識そのもの、目に見えるもの、その他の目に見えないものを全部含んで納めているのが宇宙という一つの入れ物という見方もでき、あるいは、意識を与えられた私たちも宇宙の一部分であり、神仏の意思も本来備えているという見方もできると思います。
そう考えると、ちっぽけな存在と思っていた自分も、ほんとうはものすごく尊い存在だったのだと思えてきます。
仏教でも命の尊厳を説いており、他の多くの宗教でも、いや、宗教に限らず、あらゆる思想に共通する根本ではないでしょうか。
今回はこのへんで。さらに研鑽を深めていきたいと思います。
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