小林正観氏の著書で『
100%幸せな1%の人々』に、以下のような詩が掲載されています。
今のあなたに、今の夫がちょうどいい
今のあなたに、今の妻がちょうどいい
今のあなたに、今の親がちょうどいい
今のあなたに、今の子供がちょうどいい
今のあなたに、今の兄弟がちょうどいい
今のあなたに、今の友人がちょうどいい
今のあなたに、今の仕事がちょうどいい
死ぬ日もあなたにちょうどいい
すべてがあなたにちょうどいい
仏教の経典の一つに大蔵経(だいぞうきょう)というものがあり、その中で説かれている教えを現代的に解釈したものということです。
自分の望むように事が運ばないと、つい不平不満を口にしたりしがちですが、大調和の世界からみれば、すべて相応しく、丁度よくはからっていただけている、ということです。これをより積極的に受けとめるならば、思い通りにならないことにも感謝して、いわば災い(?)を福に転じていきましょう、という受けとめ方もできそうです。
ただ、この詩の中で一つ心に止まったのが、「死ぬ日もあなたにちょうどいい」ということですが、実際問題、これは解釈が難しいと思います。
生まれてすぐ亡くなってしまう子供や、病気で亡くなる方、事故で亡くなる方、あるいは、自分で命を絶ってしまう方も少なからずおられることも事実です。「死ぬ日もあなたにちょうどいい」は結論かもしれませんが、心底そのように思えるようになるには、劇的な意識改革が必要だと思います。
その意識改革とは、これも何度も書かせて頂いておりますが、「自分一人の力で生きているのではなく、すべてによって生かされている」ということであり、生かされているように生きる、ということです。特に、他人を殺めたり、自分すらをも殺めたりする行為は、すべてを否定する重罪であるといわなければなりません。
そして、生きとし生けるものは、いずれ必ず死を迎えますが、なぜ死ぬのかといえば、「生まれてきたから」ということにほかならないわけです。生かされるままに精一杯生き、生かされるままに死を迎えるということだろうと思います。このことに沿うならば、(自殺は論外ですが)病気で死のうが事故で死のうが、死に方は問題ではないということになります。
まあとにかく、「生かされている」という意識改革こそ、生きていく上で最も大事なことであると思います。
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