約1年ぶりの更新です。
FaceBookをやり始めてから、手軽さもあり、もっぱらそちらのほうが主になっておりますが、以下の動画を見ていて、これはキチンと感想を残しておかねばと思い、記させていただきます。
この動画の当時は、まだ首相ではありませんでしたが、今現在も主張は全く変わっていないようです。憲法改正の主な理由は、以下の三つがあると述べておられます。
1.GHQから押し付けられた憲法である。
2.60年以上、憲法が変わっていないのは日本だけである。今の時代にそぐわない箇所もある。
3.日本国の憲法は日本国民が作り直すべきである。
さらっと聞くと、たしかに、ごもっとも、と感じないでもありませんが、中身のことにあまり触れていない、ということに気付くと、ちょっとまった!という気持ちになります。
<自民党新憲法草案>をご覧いただくと、第9条の改正内容は矛盾を含んでいるのがすぐ分かります。
「戦争放棄」は残しているのに、自衛軍を新たに規定し、さらに、「国際的に協調して行われる活動及び緊急事態における公の秩序を維持し・・・」ということはつまり、場合によっては戦争も有り得る、という解釈ができます。
人間の歴史は、いつの時代も争いがあったというのは、ちょこっと歴史の勉強をした人なら誰にでも理解できます。家族間の争い、部族の争い、集団の争い、と、文明が進むにつれて争いの規模が大きくなり、最後は国と国の争いとなってきたわけです。逆に考えると、小さい規模の争いは、文明が進むにつれてなくなってきた、という見方もできるわけで、一切の争いがない状態を目指すことこそが人類共通の願いといえると思います。
だからこそ、ある偉大な宗教家は、戦争の放棄を謳った日本国憲法は、世界に誇るべき、各国に推奨すべき憲法であると申されたのだと思います。
それと、来たる参議院選挙では、与党は衆議院と参議院の「ねじれ」を解消することが目的の一つである、と言っていますが、「ねじれ」こそが国会にとって健全な状態であり、参議院のチェック機構としての役目が存分に果たされるのであって、もし両院とも一党が過半数になるようなことでは、参議院の意義がなくなるというものです。憲法を「改悪」しようとする法案すらも、なしくずしで通ってしまうようなことになったら、日本の未来は真っ暗です。
せめて、私たちのかわいい子どもや孫たちを戦争に出兵させるような未来にだけはしてはならないと思います。
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