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2,500年前、お釈迦様が悟られたのは、あらゆるものは仏の智慧を具え光り輝いている、ということでありました。そして、そのことに気付いて生きていけばよいのだよ、と。

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信じるということ(その2)

以前、信じるということについて書かせて頂いた。そこで、親鸞(しんらん)が著された歎異抄(たんにしょう)にある一節「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや。」を紹介し、親鸞の信心の深さを味わった。

今回、その歎異抄から、もう一節紹介したいと思う。それは「たとい、法然上人にすかされまいらせて、念仏して地獄におちたりとも、さらに後悔すべからずそうろう」という一節である。この意味は、「法然にだまされたとして念仏を行い、その結果、地獄に落ちたとしても後悔はしない」ということである。

法然は、浄土宗の開祖であり、親鸞の師匠である。

それにしても、この歎異抄の一節にはおどろかされる。微塵の疑いも持たず、100%信じきっていなければ、この言葉はでてこない。これだけの覚悟を持って生きるならば、怖いものなど何一つないだろうと想像する。

一方、盲信もしくは狂信ではないかという恐れもあるが、それは反社会的な言動に及んだ場合のことである。しかし、実際、法然や親鸞の時代には、念仏は時の権力から弾圧され、流刑に処されたりもしているが、今の時代からすれば、間違っているのはその時代の権力であることは誰も疑わないのではないだろうか。

とにかく、八万四千の法門といわれる仏教経典の中から、法然や親鸞は念仏を選び出し、人にも薦める生涯を送ったわけだが、それはとりもなおさず、悩み苦しむ人々を救いたいという一心にほかならない。

自分が幸せになりたいということ以上に、この、人を救いたいという心があってこそ、ほんとうの信心が成立するのであると考えられる。

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